2014/05/19

少しだけカナダの知っ得歴史話★ビクトリア女王

Happy Victoria Day!!

皆さん3連休はどのようにお過ごしになりましたか?

今日はビクトリアデーという祝日でしたが、ところでビクトリアって誰?って方、居るんじゃないでしょうか?

今日はビクトリアさんについてをカナダの歴史を絡めてお話したいと思います。

さて、ビクトリアデーとは、ビクトリア女王の誕生日を祝う日です。

ビクトリア女王はイギリス・ハノーヴァー朝の第6代女王であり、初代インド女帝で、世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世はヴィクトリア朝と呼ばれる。在位は63年7か月にも及び、歴代イギリス国王の中でも最長であるとのこと。(wikipedia)

ビクトリア朝時代、イギリスは世界各地を植民地化して一大植民地帝国を築き上げたのは有名な話。
カナダもその大英帝国の支配下に入ったが、
実はもともとのカナダへ入植したのはフランス人で、17世紀初めにセントローレンス川流域に入植したのが始まりだそう。
(現在のケベック州を中心にフランスの植民地化が進んでいたため、今でもケベック州はフランス語圏となっています。)

その後、ビクトリア女王の植民地化により1763年にイギリス領となり、フランス系住民と先住民がイギリス帝国の支配に組み込まれたんだそう。

ビクトリア女王の植民地時代にはその名に因んだ命名が至るところでなされました。
BC州の州都ビクトリアもその内の一つですね。

この頃、実際のヴィクトリアはイギリスの植民地支配を揺るがす反乱に対して容赦のない主張をしていましたが、被支配民の間では「帝国の母」としてその「子供」たちである世界中の臣民たちに慈愛を注ぐヴィクトリアのイメージが広まり、大英帝国の支配への抵抗心を和らげました。
そのため植民地とはいえ必ずしもネガティブなイメージを残したわけではないことが、例えばカナダのビクトリアデー祝日をみてもお分かりいただけると思います。

ビクトリア朝はその結果、64年の間に世界中の非白人国家・民族集団に対して覇道の限りを尽くし、その領土を10倍以上に拡大させ、地球の全陸地面積の4分の1、世界全人口の4分の1(約4億人)を支配する史上最大の帝国となるに至ったのだとか。(すごいですね!)

ずっとイギリス領として成り立っていたカナダですが、1867年7月1日(現在カナダデーとして祝されている)ついにオタワが連邦首都となり英連邦内の自治領となりました。

それからしばらくカナダはイギリス自治領でしたが、1931年にウェストミンスター憲章を経てカナダはイギリス連邦の一部となり、事実上の独立国家、今のカナダの形になりました。



ざっくりとカナダの歴史をお話いたしましたが、ここまで見てみるとお分かりのように、イギリスの歴史はカナダの歴史を語る上で切っても切れない関係にあるのです。

歴史好きの方はさらに掘り下げてカナダの歴史を見てみるともっと面白いかもしれませんね!
(フランスやアメリカも大きく絡んできますので。。)

ただのお休み♪の祝日が、その背景を知るとまた別の意味を持つので面白いですよね!

それでは今日はこのへんで★

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